ご先祖様との交流の場、「お墓参り」は出来れば残ってほしいものだけど・・
お墓参りという習慣、風習は、もはや日本の行事・イベントにもなっているくらい生活に浸透しているモノだと思います。
多くの日本人が小さい頃から何らかの形で触れて、四季折々に身近に感じているようなものじゃないかな~。。。
もちろん、各家族化や分家などで仏壇が家になく、お墓も遠いしあまり行った記憶がない、という方もおられるでしょう。
私の周りでも、田舎の方では何しろ家が近い(集落の中に、それこそ徒歩数分の場所にある)ので
しょっちゅう行ける距離にある場合は生活に根付いていますし
都会に近い場所だと、お寺は遠い、電車や車で行くような地方にある霊園というケースをよく聞きました。
お寺と霊園ではちょっと違いますので、両方を経験した私から言わせるとしがらみのない霊園タイプの方が楽だし(事務的な方を取るか人情的部分を重視するかでも選択が変わるかと思いますが)
経費も少ないと感じています。
特に墓じまいとか、檀家になると離檀料というモノが発生するということは後から知って、驚愕でしたので。。。(好き好んで檀家になったわけではないのですが、、、家を継ぐ立場だと選べないですもんね)
昔はどこの家でもお寺と密接な関係を築いていて、檀家であるのが普通だったのかもしれません。
お寺は=檀家という関係も切っては切れないものとなってくるので、そうなると意外とかかるお金が多くなります。
その分、日ごろから親しく行き来したり、事あるごとに相談したりできる、何かあった時は心強い存在となるのかもしれませんが、、それには年間納めている会費のようなものがあったればこそなので、結局はただではないということだなと思っています(笑)
古き良き日本ではもう少し違ったのかもしれませんが(お金の代わりに年貢じゃないですがお米とか、収穫した食べ物とかをお寺に納めていたのかも)、今は何しろ冠婚葬祭は高いってイメージしかないので、、、
昔からお墓を買うのもめちゃくちゃ高い、という話も聞いていたので「墓地やお墓は高い。霊園かお寺のお墓かで全然違う」と最近知ってからは、その値段の差にも驚きました。
なんでうち、お墓なんだろう(お寺の檀家ですね、、、、)。。。
田舎に何代も前から住んでいると、自然お寺にお墓を持つようになるので、お金持ち関係なく檀家になっちゃうようなんですよね。
たいがい同じ地域内にあるお寺なので、普通に歩いていけるから交通費はかかりません。
お盆だお彼岸だっていっても、すぐ行けちゃいます。
お葬式も昔は家でやりましたが今は田舎でも葬儀会社に頼んで会場借りてやりますね。
どっちが安いんだって話ですが、、結局どっちも高いんですよ。
家が本家じゃなくて、お寺も本家が檀家で自分の家は関係が薄いからあまり気にしたことが無いという方もいますね。
お寺への墓参もあまりしたことが無いという方もいると思います。
私の身近な知人達もそうです。彼らは、私がやれお墓参りだーお盆だお彼岸だ一周忌だーと慌ただしく横で騒いでヒーヒー言っているのを見て
「そんなのやめればいいのに。うちなんかお墓参り行った記憶なんかないよ」とか、「なんでそんなにしょっちゅう行ってんの?」
なんて、呆れた顔で見られたもんです。
田舎の実家の周りだと、どの家にも仏壇設置は当たり前、お盆もお彼岸もちゃんとお祀りして作法通りのお迎えをしてお墓に行って。。が浸透しているので、みんな小さい頃から毎年恒例当たり前のようにその習慣に慣れていますが
都会の方では「田舎に行かないとそんなことしないでしょ」と言うような感覚になるのも無理ありませんね。
家に仏壇なんかない、お墓参りも年に一度もいかない、というのもよく聞きます。
たまたま私は、がっつり前者の習慣で育ってきたのと、父方母方もどちらもお盆やお彼岸のお墓参りを重視していたのでそれが普通だと思って生きてきました。
ですが確かに、「人生数回しかお墓行ったことないし」という人もいるんですよね。
田舎と都会で異なるお墓事情。近い方が便利である
そんなわけで、お寺と住んでいる家が近いのは当然昔からそこに住んでいたからだろうと思いますが、今はそうとばかりも言えません。
代々続いた家も、子孫がいなくなりみんな外に出てしまったり、後を継ぐ人が遠い地方に行ってしまったりということもよくあります。
そうなればお墓だけ地方にあって、必要な時に家族で墓参することになりますが、しょっちゅう行き来はできないです。
年に一回とかであれば、まあ家族旅行がてら行くのもいいでしょうけど、お金はかかりますから
生活に余裕がある人じゃないとちょっと難しいです。交通費もかかるわけだし。
そうなると絶対近い方がいい。まず移動費交通費がかからないのは絶対的に魅力です。
年間管理費もかかるのに、交通費がそれを上回るくらいかかるとか、何度も行かなければならない状況になったりとか、何が起きるかわからないのが人生なので
出来るだけ近くであればあるだけ、費用面でも時間的にも精神的負担も軽くすむなというのが、私の経験上の感想です・・