私は、空や雲が好きで、良く部屋の窓から眺めたり、車の窓から眺めたりしてぼーっとすることが好きでした。
小さい頃過ごした田舎の家の窓のある部屋で寝転がると、ちょうど空が良く見えるんですよ。
さえぎるものがない眺めの良さで、そこで夏の暑い日に窓全開で、自然の風がよく通るようにしながらごろりと寝転がり、うとうとしながら夏の綺麗な空を見上げていると
青い空に白い雲が色々な形で流れて行って、見ているだけで面白かったんです。
今でも道を歩きながらふと上を見上げて、雲の向こうにあるものを想像します。
私は両親を亡くしていますが、よく亡くなった人は「お空の向こうに」いるとか言いますよね。
だとしたらあの雲の向こうにいるのかなとか。
物理的にそんなわけはないんですが、空の向こうは未知なる世界なので。。想像力が逞しくなりますね。
科学の発展した現代でも、まだまだ宇宙は近場しかわかりません。
近いはずの月だって火星だって、実際のところ全部わかるわけではないし、木星や金星なんかはわからないことだらけじゃないですか?
太陽系のその先なんて、今やっとボイジャーが太陽の影響を受ける範囲を脱して、誰も到達した事のない場所に突入しているくらいですが、それだってオールトの雲を抜けるには途方もない時間がかかるわけで・・・
地球から太陽系を脱して、宇宙ではご近所と言われる一番近い地球に似た惑星があるアルファケンタウリまで行くには、これまたとんでもない時間がかかるってことで、わたしらが生きている間にその実態がわかる日がくるのかどうか、、そんなレベルの未知さ。
だからこそ「わからないものだから惹かれる」のかもしれません。
太陽系の先、天の川銀河の先にある世界
きっと誰でも一度は、空を見上げて思ったことがあるんじゃないでしょうか。
この空のずっと向こうには何があるんだろうって。
(歌にもなりそうなフレーズですが。。)
私たちが見ている空は地球の大気ですよね。
地球を超えて、地球の外から地球を見た映像は何度もニュースでも取り上げられたし
今ではけっこうポピュラーに見ることができる映像だと思います。
でも、地球の外から宇宙を見た映像はあまりないですよね。
暗くて映らないだけかもしれませんが。
地球上から天の川銀河を見る事は可能で、その実際に撮った写真はWEBにいくらでもころがっていますが、私たちの地球が天の川銀河の1部なんだなあと思わせる形がそこにあります。
楕円形の渦巻銀河の端っこに太陽系や地球があるわけで、その端っこから見た銀河系の形が見えるんですが、見ていると不思議な気持ちになります(^^)
地球は太陽系のひとつで太陽系は天の川銀河という銀河系の1部であることは有名ですが
その銀河系の先はいったいどうなっているのかは、意外と知られていないかもしれないです。
(そこまで興味がない人が多いんでしょうけどね💦)
天の川銀河もまた、局所銀河群という大きな銀河群のまとまりに属しています。
銀河系のお隣でよく聞くアンドロメダ銀河も、同じこの銀河群のひとつです。
そのでかい局所銀河群も、実はもっとでかいラニアケア超銀河団という巨大な銀河団に属しているんです。そしてその先も・・・そう、ずっとその先の先のことを、私は考えずにいられません。
どうなってるんだろうかと。
この、今わかってる中で1番外側の宇宙であるラニアケア超銀河団は最近(2014年)に発見されたんだそうですが、
想像を絶する大きさです。だって、「直径5億光年を超える領域に、10万個以上の銀河を含んでいる」って言われてもまったく実感がありません。
とりあえず地球はおろか太陽系も豆粒くらいにしか、、、いや、もはや点にも見えないくらいでっかいんでしょうね・・・
ちなみにこのラニアケアのどのあたりに、我らが天の川銀河があるのかというと。。。まあはじっこにひっかかってるくらいなところらしいです(笑)
全体図は「宇宙の大規模構造」を調べるとわかりますが、これもとっても面白い。
ラニアケアより大きい超銀河団も沢山あるし、もう宇宙でどれだけでかいのか、果てがない、、、いや有限かも、とか
膨張しているとも言われていますし、実際どうなのか本当に謎ですね。
謎だからこそ面白いのかもですが。
やっぱり、いつかは解明してほしいと思います。
「ラニアケア」という言葉はハワイ語で、意味は「広大な天国」なんだそうです。
宇宙とあの世は繋がっているとかいないとか、それならこの意味もわかりますね。