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墓終いの前に行う「仏壇終い」とは?魂抜き、閉眼供養をした話
お墓を閉める時に行う「墓じまい」は、聞いたことがあったのですが、仏壇を処理する際や移動する時になどに行う「仏壇終い」なるものがあるということを、つい先日知りました。
例えば実家の両親がなくなるなどして、実家を継ぐ人もなく、仏壇に配置しているお位牌なども使わなくなった、或いはどこかに移すなどの場合に必要になる儀式のようです。
別名、魂抜き(たまぬき)とも言います。
そしてこの仏壇終いのことを、「開眼供養」と対になる「閉眼(へいげん)供養」とも言うわけです。
うちは両親がなくなって三回忌を終え、昔からの先祖代々のお位牌に加えてご先祖さまの古い木の位牌などが沢山あり仏像やら何やら置物的なものもあって、何がなんやらという状態ではありました。
もう実家に住む人もいないし、このまま空き家に放置するのもしのびないので、いつかは仏壇終いをしなきゃなあと思っていたものの、正直こんなに早くすることになるとは、という感じでした。
この仏壇終いをするにあたり、やり方もわからないのでとりあえず檀家のお寺の住職に聞いてみました。
「閉眼供養」「魂ぬき」「仏壇終い」とは?実際に何をする?
さてこの仏壇終い、閉眼供養なるものですがもちろん私は人生初のことで、実際何をどうするのかさっぱり分かりません。
周りで行った人もいないので、私が第一人者になるわけですが。。(記念すべき?)
とりあえず、うちの場合はまずお寺に相談し、お坊さんが仏壇にお経を上げにいくと言ってくださったのでお願いしました。
このお経というのが、多分初めて聞くもので。。陰陽師みたいだなと思いました。(いやほんと、それくらい「何かを祓う」とか、特別感がありました)
よく思い出してみると、告別式か葬儀の時かにだけ上げられたお経だったかも知れません。
とにかくそのお経をいくつか上げてもらい、「この仏壇を閉眼する」という旨を先祖に伝える内容も聞き取れました。
その後、仏壇に沢山並んでいた先祖代々の位牌以外は一旦お寺に預けることとなり、近いうちに「お焚き上げ」をしてもらうという流れになりました。
仏壇も、うちの仏壇は埋め込み式に近くて外せるものではなかったので別として、普通は位牌とともにお焚き上げお願いするものだそうです。
仏壇終い、魂抜き、閉眼供養の費用について
こうして、我が家の代々受け継がれていた実家の仏壇は、これで幕引き。。まさに仏壇終いとなりました。後は、自宅に先祖代々の位牌と、既に自宅に置いてある父母の位牌だけを小さい仏壇に置いてお祀りすることになります。
さて、問題はこの「仏壇終い」「魂抜き」「閉眼供養」の費用についてです。
通常は、檀家になっていない場合は、葬儀業者やお寺などに個別にお願いすることになるかと思いますが、無料から有料、しこも安いところでは1万円から高いとお布施代として数万円とかかる場合もあるとか。。
恐らくは、殆どが僧侶や業者の「胸先三寸」、「言い値」なんだという感想です。決まってないし、本来無料でもいいようなものなんでしょうね。ただお坊さんの読経が入るので、お布施代としていくらかかる、それが法外であるとしか思えません。
まあ、檀家の場合は何かにつけてお金がかかるし、僧侶もガンガン請求してくるのが私の感想なんですが。そてない場合は、3000円ほど包めば良いのかなと思います。