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かき氷ってそこまでハマるものじゃないと思っていた私
かき氷、暑い夏以外は特に「食べたい」と思うようなものではない、、、、と思っていました。
私のかき氷のイメージは、小さい頃から毎年夏にだけやってくる、屋台のかき氷です。
カップのかき氷も美味しいですが、削りたてのかき氷の美味しさはえも言われぬ物として記憶に残っています。
しきも100円とかで、安くて子供のおやつとしては最高でしたから!
観光地でもある田舎で育った私は、毎年くるかき氷屋さんが楽しみで楽しみで、夏は毎日のように通っていました。お金の続く限り(笑)
そのうちおじさんと仲良くなり、お代わりをタダで貰えたりしました。
食べたあとベタベタになったら、その辺の井戸で洗って。
とても楽しい思い出です。
そんなチープなお値段のイメージであったかき氷ですが、大人になってからは屋台のかき氷を食べる機会もなくなり。。本当に無縁の生活をすごしていました。
そう、つい最近まで・・・
いつ頃だったか、原宿や渋谷などではやり始めた「かき氷」(高い)。
見た目も豪華、使っているフルーツも豪華。おしゃれで可愛い見た目。
そのお値段に驚きつつも、一度は食べてみたいもんだと思っていました。
でも、1杯なんと1000円超えの価格に手が出せず、、、並ぶのも嫌だったので
当時は実際にお店に行く事は無かったんです。
でも、ずっと気になっていました。どんな味なんだろうかと。
そんなある日、身近な知人がある有名な天然氷のかき氷屋に行ってきた、と言うのです。
高評価の感想を聞き、そのお店のことを調べてみると、それはそれはそそるような内容の記事が満載。メニューや写真も、思っていた以上に惹き付けられました。一体どんな味なのか?想像が追いつきません。
クチコミも調べまくって、すっかりその虜になりました。
もうこれは、食べるしかない!!
そうして、私のかき氷人生が始まったのです。
天然氷で作ったかき氷。頭が痛くならない!歯にしみない!美味しすぎる
まさか、私がこれほどまでにかき氷にハマるとは。。。。誰が想像できただろうか(笑)
はい、私が厳選に厳選を重ねて選んだお店は、知人が行った所ではありませんでした。
実は知人の行ったお店は、予約や混雑状況などから、すぐに行くには難しいことが判明。しかたなく、別の店を探すことになったからです。
私が選んだお店は日光の天然氷を使った、シロップも自家製で、しかもどのメニューをとっても素材を厳選して極めているものでした。
そして、あさイチ開店と同時に入店!早速注文し、水見た目にびっくり。
でかい!!
よくぞこんなに盛りました。。。という程、溢れんばかりの氷と、シロップ、具材が乗っています。
その見た目に感動しきったあと、いよいよ待望の一口目。
う、美味い!!!
かき氷って、こんなに美味いのかー!!!!
冷たいけど全く頭が痛くならない氷はきめ細かく、ふんわり。口に入れればとろけるよう。
そして自家製のシロップと言ったら!!!以上に美味いじゃないですか!!
あっという間に完食し、満足!2杯目をオーダーしたい気持ちをぐっと抑えて、感動込めて店長に挨拶して、帰りました。
そう、この日から私は天然氷のかき氷の、虜になりました。
「氷を食べる」と言う文化は日本でも古くから存在していた!
このかき氷、日本では昔から暑い夏に涼をとるために取り入れられていたみたいです。
日本史で言うと古くは奈良時代、平安時代にも登場する「暑い夏に氷室から取り出した氷をかち割って蜜をかけて食べる」と言う記録があるくらいです。
とはいえ、当時の氷は非常に貴重なものでしたから、今のように下々の一般人には手が届かないものであり、皇族や貴族と言った上流階級の限られた人でしか味わえなかったようですが。
氷を貯蔵しておく氷室というシステム自体は、中国では2500年も前の孔子の時代からあったと言います。
当時は冷蔵庫の役目を果たしていたと思われますが、そこから氷を取り出し皇帝などの避暑のため、宮廷に運ばれ食卓に出されたものと思われますが、運ばれる間に融けて小さくなってしまうでしょうから、ほんの少ししか食べられなかったかもしれないですね。
今の時代はいつでも、たっぷりの氷で作られた美味しいかき氷を食べられるんだから、それを思うと感慨深いです。
暑い日が続いて毎日でもかき氷を食べたくなりますが、その時は昔に思いを馳せて、味わって堪能してください(*^_^*)