「辛くても笑顔でいれば楽しくなれるよ!」って言われたことないですか?
それって本当にそうだと思いますか?
辛い時に笑ってられるか!って思いませんでしたか?
目次
辛いものは辛い。そんな時に笑えってどういうこと!それには理由があった。
「辛い時こそ笑ってなさい」
私もこの言葉を、何度聞いたことでしょうか。。。
これまで色々なシチュエーションで、色々な立場の人たちから聞いてきました。
ある時は絶望に打ちひしがれている時。
ある時は悲しみのどん底に居る時。
それは同僚であったり、幼馴染であったり、友達だったりしました。
私自身、誰かにその言葉を使ったことももちろんありました。
最初は、「そういうものか」というレベルで使っていましたし、実際にそういうものかと思っていました。
実際どうなのかは、実験するチャンスがなかった、、、というか、その不幸や落ち込みの真っただ中にいる時、なかなかそんな気分になれるわけないからです。
常々、本当に笑えば楽しくなるとかあるのだろうか?と疑問でした。
実際、もっと突っ込んで、NLPという神経言語プログラムとかいうトラウマ解消法(と言われていますが)の資格を持っている数人から詳しいやり方を聞いたこともあり、
説明を受けてから私の理解は、「どうも体と心(感情)は繋がっているらしい」ことを知り
「心が傷着いたら、体からアプローチすればよい」という事を知り(一つの方法として)ました。
理論的にはググっていただければ、私の説明よりよほど詳細な説明が載っていると思いますので省きますが、簡単に言うと「例えば悲しい時無理やりでも笑って居ると本当に楽しくなってくる」のは正しい、それは体が記憶している笑顔の記憶が、そうさせるからというもの。
つまり、人が笑う、声を上げてガハハと笑うのは相当楽しい時ですよね。
笑った時の筋肉の動き、心の動き、それらを体や筋肉細胞が記憶しているので、
逆に悲しい時でも体の状態をその時の(楽しい時の)状態にして上げれば、心の記憶が蘇って本当に楽しくなる、ということらしいです。
なるほど。理論上は納得します。
でも本当にそうなのか???軽い悲しみならそうかもしれないけど、深い悲しみの時は効果あるのか?
それで、実験してみることにしました。
実際にものすごく辛い事が起きた。「笑えるわけがない」状態で、試してみた。
ある時、かなりきつい悲しい事が起きた時のことです。
どうすればこの悲しい地獄から抜け出せるんだろうかと、そう思った時にふと、このことを思い出したんですよね。
あほらしいけど、試してみるか。どうせ嘘でも騙されててもやらなよりはましだろう。
そんなきっかけでした。
頭ではわかってますが、なかなかどうして、まず辛い時というのはこの言葉を思い出す余裕すらないモノです。
辛いことが起きた瞬間というよりは、それが原因で毎日、寝ても覚めても気持ちが辛くて苦しい時、ふと思い出したというケースです。
朝起きて気が付くと思い出して辛い、息を吸うのも吐くのも何をするにも辛い、そういう時です。
頭の中は悩みがぐるぐる、堂々巡りで。考えても何も思いつかないし、苦しみ、辛さからは逃れられない。
そんなときふと、会社の鏡を見て、思ったんです。
「酷い顔だなあ。不幸が寄り付きそうな顔だわ。でも実際辛いんだからしかたないよね。」
「笑ってこういうときに?笑えるのかなあ」
それで、試してみたと。
無理してでも笑顔を作る。顔の筋肉を操作する。声出して笑ってみる。
辛い時は笑えない?いや、作り笑いは意外とできます。
顔の筋肉も、自分で動かせる部分ですからね。頬をニッ、と口角を上げて笑顔を作ってみる。
傍から見れば楽しそうな顔。
声に出して笑ってみる。全然楽しくないけど、笑った記憶を思い出してその通りやってみればすぐできる。
これ、「体が覚えている楽しい時笑って居る時の記憶」を呼び戻して再現してるってことですよね。
体の反射からくる筋肉がどうの、、、という理屈があって、どうも体を動かすと精神的にも良い、というか体と肉体は繋がっているので、体からアプローチしてみようというストレス解消法の別な視点からのやり方みたいな感じですね。
面白く無くても笑ってると(笑顔だと)本当に面白くなってくるという心理的な見解もあるそうで、なるほどコツというか、つかめてきました。
こういうことかと。
※くれぐれも周りに誰もいない事を確かめてからやってくださいね。(笑)
声に出して笑ってると、けっこう汗かきます。暑くなってくるというか。
笑うという行為は、けっこうな運動量がかかるってことがわかります。
立派な運動です。
悩んでいる時は体を動かすと良い、って聞いたことがあるんですが、笑うという事もそれと同じような効果があるんだと思いました。
辛い時でも笑顔を作って笑えば本当に楽になるのか?結果は?
やってみた結果です。
さっぱりはします。劇的に楽しくなったりはしないですが、すっきりしてきますね。
少し体が楽になり、心も楽になった感じでした。
一通り笑った後に、大きく深呼吸して、悩みのラビリンスから抜け出た感じがしました。
そこでまた、立ち向かえる気力が漲って来たというか。
ある意味では、「もう仕方ないじゃないか。起きてしまったことなんだから」という諦めというか
思いきりのような感情になって、落ち着いてきます。
結果、「悲しい時こそ笑え」というのは一理ある、効果もあると思います。
笑う門には福が来る。とも言いますしね。
笑って居る人は、楽しい空気をまとっている感じがします。
いつも穏やかに笑う。楽しそうに笑う、微笑む。
柔らかそうですよね。
むっとしてたり、悲しい苦悶に満ちた顔をしている人よりも、ずっと声をかけやすいし近寄りやすいし、そばに居たいと思うはずですね。
幸せってやつも、きっとそういう雰囲気に同調して引き寄せられてくるのかもしれません。
類は友を呼ぶ、っていうくらいなんだから、きっと呼んでくるれるでしょう!(期待)