映画大好きな私が、今更な映画もあるけど、思いのままに思いをぶつけてみます。
こんな感想でいいのか(笑)
この映画は古いし、何度もTVで再放送しています。それでも色あせることなく何度も観てしまうのは。。
きっとこの映画の中のシスターたちの歌声のみならず、なんだかわからないけど、元気をくれる力が、
元々讃美歌には合ったんだろうなあと思わずにいられない。
讃美歌って眠い(すみません)けど、厳かな敬虔な気持ちになりますよね。
でもちょっと硬くて近寄りがたい。
それをこの映画はぶっとばして、まるで神様との距離が近くなったような気にさえしてくれる。
明るく楽しい気分にしてくれる。だから、つい見ちゃうんですよね。
単なる讃美歌じゃない、ロックでポップな賛美をシスターたちが神への愛情たっぷりに、ノリノリで歌う。古い映画だけど色あせない感動と面白さに引き込まれる。まさに天使たちへのラブソング。
私がこの映画を最初に見たのは、映画館じゃなくてテレビの放送でした。
日本語吹き替え版だったけど、一回目見た時より二回目三回目見た時の方がなぜか感動して、
実は何度も何度も一人で見ては(家で、ノーカット版録画)感激するほど好きな映画です。
今更説明なんか要らないんじゃないかと思うくらい有名だと思いますが、説明要りますか?w
ざっと説明すると。。。。
・舞台はアメリカ。主人公はショーガールみたいな歌手で、繁華街で歌っている元気で威勢のいいおねえさん(ウーピーゴールドバーグ)
・実は地元で一大勢力を持つヤクザの情婦で、奥さんと別れてちゃんと結婚しろ❣的な状態になってもめている時にある事件が勃発し、情夫であるヤクザの頭に狙われる立場に。
・その情夫の事を逮捕しようと頑張っている刑事にタレコミ、交換条件で身柄を匿ってもらうことになった先が危険な場所にある修道院
・抵抗したものの命は惜しいので、仕方なく正体を隠してシスターになる
・もちろん素行はおさまらず変える気もなく、問題を起こす
・ぶちキレた院長(正体を知っている)に、「歌手なんだから出来るだろう」と、その修道院のへたくそな聖歌隊のメンバにされ、指揮することになる
とまあ、ここまでが中盤までの話なんですが。
この主人公のドロリスの、へたくそな聖歌隊メンバを指導するところがすごくいいんです。
教え方が上手いというか、その人のいいところをうまく引き出して上げるのが上手いというか。。
こんな教え方の上手い指導者が居たら最高だわ~。。。。すごく楽しそうだし。
そんな風に感情移入もして、どんどん引き込まれていっちゃいます。
で、もちろん普通の聖歌隊の歌うしめやかな讃美歌だけではなく
(もちろんそれもめちゃくちゃ上手くなってて聞きほれるくらいですが)
そこから現代風にノリノリな曲調の讃美歌オンパレード。
でも〆るところは〆めというか、ちゃんと讃美歌風に戻ったり。
こんな讃美歌があったら絶対私も参加したい!踊りたい!こんなミサなら毎回参加するね!
と思うような(実際映画の中でも不良っぽい子達が音楽に惹かれて覗きに来て毎回出席していた)めちゃくちゃ楽しいミサ。
楽しいんだけど、何故か感動して毎回泣ける。。。
讃美歌だから?いやいや、何故かわかりませんが。多分、、毎回私の心境が行き詰っていたり問題を抱えていたり、苦しい時に見てるからかも(笑)
苦しい時って、そこから逃れるために気持ちが入らなくてもとにかく色々動いていたり作業したりしないと耐えられないじゃないですか?
その一環で、楽しそうな映画を(録画)とりあえず見るか、、という軽い気持ちで流して、ハマる。。。というパターンだからかもですね。
ちょっと元気がない時とか、是非見てほしい。実際私も、落ち込んでいたり気持ちが落ちている時、ついこの映画を見てしまいます。そして、観た後は。。
神や大天使たちへの愛情たっぷりに歌とダンスで力強く、ものすごく楽しそうな世界に惹きこまれ、感動して心が豊かになるのか、「ジーン・・・」という余韻が残って、心地よく癒される映画です。(全部書きたいけどネタバレ全開になるのでこの辺で)
(余談ですが、、、この映画を見て、漫画の「聖おにいさん」を思い出しましたw)