私はよく、リアルな夢を見る、
夢ってそもそも、みんな超リアルなものだから、特別私だけがリアルに見えるわけじゃないと思う。
以前は夢日記をつけてたくらい、面白い夢を見た。
奇想天外な物語から、日常的な話や、知らないけどものすごく親しい人(夢の中では)たちとの出会いが面白くて、続き物も見たので、それをどこかに残しておきたかった。
そんな私が、ある日突然、ぷっつりと全く夢を見なくなった。
今から思えば、父や母の容体が悪化して、実家に行ったり来たりを繰り返すようになった頃からだ。
一度オカルト的な夢は見た記憶があるけど。まあその話はまた今度。
以前のように夢を見なくなって、ものすごく久しぶりに夢を見たのが、父母の葬儀から半年くらいたってからだったか。
1年くらいたった初盆のあたりだったかな。
けっこう時間が経っていたので、ちょっとあやふやな記憶だけど、多分そのくらい。
ある日夢の中で、病床の父が出てきた。夢の中では入院はしてなかったけど、満身創痍で声も細く
どこかの宴会の席に居た。
弱弱しくなっていた頃の父の姿だった。
この時の夢見は悪い。起き抜けの気持ちも、久々に見た父の顔が寂しそうで悲しそうで、
私も心が晴れなかった。
話したい事があったのに、夢の中ではやっぱり話せなかった。話そうとしてもできない、あれです。
それからしばらく、父の夢も母の夢も見なかった。
なぜかそこからちょくちょく、また夢を見るようになった。
昔買っていた愛犬の夢や、祖母の夢も見た。
そして、もう最近になるが、また父の夢を見た。
今度は父は若返っていて、元気だった。なぜかパソコンも使えるようになってて、以前のようにアクティブで
パワフルで元気闊達な明るい父の姿に、夢の中でも嬉しくて安心していた。
何故か夢の中でも、どこかで「父はあの世で元気になったんだ、よかった」という気持ちが湧いていた気がする。
この夢を見たのは3回忌が終わったころかな?
やっと成仏、、いや、あの世で若返ったり(人は死んであの世に行くと、若返るとか聞いたことがあるので)元気になったりしたんだなあと思うと、私もちょっと安心できる。
去年末、最新の父の夢を見た。
もちろん元気いっぱいで、「父」らしい父の姿があった。
私の実家の、あの懐かしい家、懐かしい空間で、懐かしい(でも誰かわからない仲間たちと)メンツと楽しく笑って居た。いい夢だ!
夢は、人間の深層心理を表しているともいうし、私の心が、だんだん落ち着いてきたという証なのかもしれないけど。
とりあえず、見た後に気持ちが良い夢であることは間違いないので、良しとしておこう。
定期的に忘れたころに現れる父はどんどん元気になってるけど、どうしたことか母は、まったく姿を見せない(笑)
まあ、ひらひら蝶々みたいな母だったから。
この世のしがらみなんか一切忘れて、身軽になって明るく楽しくあっちで元気にやってるなら、それにこしたことはない。
そのうち、夢で逢えるかな?ちょっと期待しておこう(笑)
夢の中で見た、元気な父の話
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