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【麻酔の世界】初体験!「落ちた」瞬間、無の世界を体験した話。

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麻酔の世界

「落ちる」麻酔した経験がある人って結構居ないかも

「麻酔」と一言で言うには、けっこう種類があると思う。
例えば歯医者でする「麻酔」、例えば体の一部分を切開するような場合、痛みを感じなくさせるための(麻痺させて痛みは感じないが意識はある)局所・局部・部分麻酔のようなものや、完全に意識が無くなる「全身麻酔」で、外科手術など完全に寝ている間に手術が終わるもの。。とか。

私は、歯医者での麻酔も腕の1部の切開で受けた局所麻酔も経験したことがあるが
毎回、「麻酔効かないかもしれないから多めで!!」としつこいほどお願いしてきた。
だって痛いのは嫌いだし、、麻酔してても痛いとか、途中で切れるとか、色んな(余計な?)情報を仕入れてしまったために、万が一にも激痛を感じることが無いようにと小心者の対応だった。

最近も、歯医者でインプラントや治療の際に歯茎を切開したり骨を削るとかそう言う恐ろしいことを言われていたのでとにかく恐怖で、「とにかく痛くないように麻酔多めにして!」と泣きついて受けたし、、まあ思ったほどの痛みは感じなかったし、心臓が飛び出るほどの恐怖を持って臨んだわりにあっけなく終わっていたので、ちょっとは痛みに対する恐怖も薄れて来たかなと思っていた。

腕の切開をしたときはもう10年以上昔のことで、若くて元気いっぱいだったしその頃はあまり恐怖もなくて、切開の様子を見てても全然大丈夫だったくらいへっちゃらだった。
(「心配不安恐怖」がワンセットで、痛みを増幅させているのかもしれないなあ(^^;・・)

そんな私が、初めて「これが麻酔か!!」と実感した、超音波内視鏡検査を受けた時の、
胃カメラより太いものを飲み込むための検査で打った麻酔の体験をお話ししようと思う。
余談だけど、、、私は何を隠そう、胃カメラもまだ未体験。
絶対嫌だと拒否してきたし、やるなら絶対麻酔するわ!と思ってるが、今回の経験からやっぱりやりたくないと思ってはいる。。。😞

超音波内視鏡検査のための麻酔ってどんなの?

そもそも超音波内視鏡というものは、胃カメラより太くてでかくて、先端に超音波が付いているいかにも固そうな物体である・・
そんなものをズルズルと食道の奥の意のあたりまで突っ込むんだから、そりゃもう絶対麻酔ですよ。
私がその検査を受けることになった経緯はまた別の記事で書きますが、結果先に言うと。。
この体験はすごい。何がスゴイって途中で麻酔が切れて目が覚めた上に意識もあって苦しくて暴れた記憶があるから(笑)
悲惨そのものですがな。。。

それだけでもトラウマだけど、終わったあとの気分悪さが半端なく酷かった。
死ぬかと思った、ほんと病院泊まるレベルで動けなかった。。。何時間も。。
ああ、もう二度と受けたくない。絶対御遠慮したい。

一応一通り検査の流れをざっと説明すると、
エコーやMRIの検査前と同じく、数時間前から飲食禁止で病院に入り検査棟へ。
そこで、事前準備として、検査を受けたり問診チェックしたあと麻酔の前段階である麻酔を飲む。
これを時間かけてゆっくりのみほし、検査室へ。
ちなみに検査を受けるために待っている待合室?のような場所は綺麗で、あまり病院らしくない。
むしろおしゃれな感じでもある。検査着着てるからあれだけどw

とりあえずその待合室からいよいよ検査室へ案内され、手術台みたいなベッドに横向き寝ると
口の中に軽くマウスピースのようなものを差し込まれ、酸素吸入器のような装置をつけられる。
腕には点滴が。
これが麻酔で、説明を受け、これから入りますよ~的な麻酔が入る合図を受け、、
ほんの数分で意識が飛んだ。
これが落ちた!瞬間

すごい、麻酔の間は(後から思い出すと)真っ暗で夢は一切見なかった。
時間が短縮された気がした。
あっという間の瞬間で、気が着いた時は自分が呻いていた。
意識が戻りつつあり、自分の体内に蛇のようなものがズルズル入っている感覚、痛い、喉が痛い、
苦しいという感覚。痛みはなかったかもしれないけど痛いと言っていた気もする。
とにかく苦しくて呻いている。誰も気づかないのか?頑張って声に出そうと呻く。
うっすら、医者や看護師の話が耳に入ってくる。

どうやら、「先生、患者が起きちゃいました!」とか、「まだもう少し見たいんだけど・・」云々
その中で私はもう止めてくれと暴れていたような気がする。

「もう終わりますから!」と私を押さえつける看護師の声とともに意識が再び飛んだような。
喉からズルズル引きずり出されている感じもうっすら覚えている。
「もう終わりましたから」という声も覚えている気がする。
朦朧として、意識が目覚めてきたころにはベッドで移動され、休憩室のようなところに一人で取り残されていた。
ただひたすら喉が痛い。
暫くして様子を見に来た看護師に、30分くらい休んだらかえっていいですと言われたんだけど
帰れるわけあるか!!!多分顔色は真っ青か土気色だったんじゃないだろうか。
それか真っ白か。
そんな状態でぶっ倒れている患者に帰れるかってんなわけないだろ!
気持ち悪いけどとにかく文句の一つも言いたくて、「途中で起きたんですが!」と訴えたが聞き流され、また一人取り残された部屋でうんうん唸って気分の悪さに耐えていた。

が、どんどん体調がわるくなり、寒気、頭痛、吐き気、めまいのオンパレードで動けず

そんな地獄のような体験をした後、数時間経っても回復せずなのに、病院の時間が終わるからと追い出され、総合受付の前のソファでぶっ倒れておりました。。
(後から聞いたら、この検査で半日とか1日入院する人もいるらしい)
6時間くらい寝込んで、恥も外聞もなく人目も気にせずぶっ倒れていた結果、「病院閉めますんで」とすげなく断られたので。地を這うようにして長い道のりを気合と根性で電車を乗り継ぎ帰宅したのだった。。
(ちなみにその後数日寝込みました)

麻酔初体験で感じたこと

そんな私の麻酔で落ちた初体験。
あの麻酔の世界って、思えば不思議だった。
あんなに真っ暗で何も無いとは思わなかった。
意識失うくらいだから夢でも見るんだろうと思ってたのに、夢とか一切ナシ。
天国を見たとか、あの世の入口とか、そんなものも何もない(笑)。

時間が飛んで、瞬間しかなかった。一瞬だった。

終わった後、あの時あのまま意識戻らなかったら(お亡くなりになってたら(^^;)どうなったのかと思った。
死ぬってことは、肉体が無くなって意識だけになるってことで。。
そしたらあの何もない瞬間が続くんだろうか。

あの暗くて何も無い世界が永遠に続くのかもしれないが、それを認識できないんだから、次の瞬間まで時間の感覚は全くないだろうと思う。
永遠は一瞬で、瞬間で。

そう思ったら、あの世では時間も空間も関係ないと言われる意味がちょっとだけわかった気がした。
とりあえず、貴重な体験をしたな。。。

gotoku

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「夜明けのブログ」管理者のgotokuです。
このブログは、私が実際に経験した事や思い出などの
記憶を記録として残しておきたいと思って始めました。

まあ、本当にいろんな事があって、真っ暗闇な一寸先は闇な日々でした( ;∀;)が、ようやく少しずつ暗闇から陽が差してきたかも?!な状態になってきて、、、そんな意味もあってブログタイトルにしました。

「明けない夜はない」これは本当にきっとそうなんだ、と思ってます!

実際にいろんなことが起きて、その時必死で調べたりしたことも今では良い思い出です(笑)
でも当時は大変でした。もし同じように困ってる人が居たら、ちょっとでも参考になればいいなと思います。
(意外と調べても出てこない事って多いんですよね・・・)

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