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お墓と墓地とお寺の悩みとお金の問題

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お墓と墓地

無縁墓、国内に88万以上「氷山の一角」!

ちょうどタイムリーに、こんなタイトルが飛び込んできました。本日のワイドショーのお題。
あっ、まさにそうだなと。
私をずっと悩ませているこの問題は、きっと他にもたくさんの人が抱えている悩みでもあると思うんですよね。

若い人も、お年寄りの方も。状況はそれぞれ違うと思いますが、今は関係ないよと思っていても
いついきなり降りかかってくるかもわからない、切実な問題です。

お墓やお寺や墓地という問題は、人生の終盤に向かって必ず付き物になる問題でもあります。
自分が無くなった後に周りに迷惑をかけないようにあらかじめ準備しておくことを終活、なんていいますが、まさに人生の終盤に向かっての活動ですよね。
締めくくりは綺麗に、幕を下ろすために。

でもそうできる人は幸せです。

そうしたくても、中々そうもいかない場合もありますから。

だからこそ、このような全国的に大量の無縁墓問題が起きているんだと思います。

お墓の相続と墓じまい、現実の壁は何よりもお金の問題。

私には先祖代々のお墓、墓地、そして菩提寺がありますが、これがあるとないとでは様々な負担の大きさが変わってきます。

先祖代々のお墓があるという場合はおそらくは、そこは長年付き合っているお寺があるはずで
そうするとそこの檀家になっている場合は殆どですよね。
家族がいて子孫もいる場合はまず問題ないと思いますが、うちのように親戚も絶えてしまい、兄妹もなく親も亡くなった後は自分がお墓の面倒を見るしかなく、子供もいない場合は確実に自分の代で途絶えることが分かっている場合。

自分が生きているうちに墓じまいをして、自分はどこかの共同墓地や合葬墓で良いとした場合、
お金がとんでもなくかかることになります。
まず墓じまいにかかるお金と、お寺から離檀するお金。
怖いのは、これがいくらかかるかはそのお寺次第、坊主の胸先三寸次第というところです。
相場通りならまあ数万~数十万。
ぼったくられたら100万単位。
あり得ない金額です。もちろん払えるわけもない。
こんな金額を、身寄りもないご老人に請求するお寺もいるというから驚きです。
払えない場合はローンでも、、、というところもあるようです。
いやもう、お金次第ってなんだって話ですよね、世も末。

国内の無縁墓は88万以上ある、、らしいですが
これはほんの氷山の一角で、実はまだまだあるんじゃないかということですが
それでもこの数字って、いわゆる公共のお墓、自治体が管理する霊園といった類のものだけでこれだけあるってことです。
菩提寺にそのままある無縁墓ももちろんあると思いますし、報告されていない(カウントされていない)ものも古ければ古いほどありそうです。膨大な数ある、ということは確かだと思います。

何故こんなことになっているんでしょうか?

日本国民は父祖代々、先祖代々を大切にする民族、国民性だと思うんです。
亡くなった方への敬愛の念も、尊重の思いも、大切にしようとする心もあると思うんですよ。

それがなぜこんなことになっているんでしょうか。

私は今、自分がその立場に置かれることでその理由が身に染みてわかるようになったんですが
誰もが、したくて放置しているわけじゃない、、はずなんですよね・・

したくてもできない、切実な問題があるからなんです。


一番の理由は「お金」「経費」じゃないでしょうか。

だいたい、お墓の撤去費用即ち「墓じまい」や離檀のお金が異常に高い!本当に高すぎます。。。

元々お墓に関しては、土地を永代借りるという永代借地権というものに当たる、家とは違うタイプの借地であるようなんですが

この権利は期限があるというよりは、子孫が続く限りというもの。

子孫が耐えたら土地は返す。

そして代々の遺骨は合葬簿に納めたりしなければならない。

しかも、墓じまいしたり、離檀の費用も払わねばならない。この費用が何十万何百万もかかるのでまるで家並み。

そんなお金、皆が皆もってるわけがない。むしろある人は限られているんじゃないでしょうか。
誰もがそんな恵まれた状況、環境にあるわけじゃない。

一人で負わなくても良い状況もあります。
兄弟姉妹で費用を分割したり、親戚一同で分割して払う手もありますし実際そうしているところも多いと思います。
そうであれば金額は抑えられるでしょうけれど、例えば私のような誰も兄弟も親戚もなく1人で払わねばならないので、めちゃくちゃ負担がかかります。

法事も一人でやるので、まあ短時間ですみますけど肉体的につらいです(経済的にもつらいけど)。
小さい頃経験した「親戚が集まるちょっと楽しい法事」なんてものはもうありません(笑)
寂しいものです。
でも、葬儀の時のように、たいして親しくもなく心無い人たちに恩着せがましく来られてもうれしくも何ともないので、だったら一人でいいやと思います。

そして「墓じまい」にはお寺次第の金額の請求となるのでいくらかかるかは分かりませんが
檀家になっている場合は墓が無くなれば檀家でもなくなるのでこの二つはイコールであり、お寺側としても「今後一切の布施は取れない、互助費用も取れないのでこれが最後、取れるだけ取らねば」という気持ちがあるとしか思えないような物凄い高額請求をされることが多く、国民消費者センターに来た相談の中には数百万、何百万もかかった、請求された例が沢山ありますし私も知っています。

離断料ももちろん何十万とかかります。
本当に恐ろしい事態です。無理です無理。

そんな話になったら無理、と思うでしょ?だから「じゃあこのままお墓もほっておこう」ってなって、無縁墓が増えていくってわけですよ。これじゃあ当然ですよね。

ただ、この不当な離檀料は、法律的には払う必要は無いのだそうです。

ただ、お寺へのお礼も込めていくらかのお代は払うのが礼儀かなと言うものらしいです。

目安としては普通は法事などで払うお布施の3回分だとか。

とは言え、このお布施が異常に高い場合は、3回分ですぐ百万前後になってしまいますよね。

不当に高い請求はやめて欲しいと思います。

子孫もいない人はどうしたら良い

本当に世知辛いの一言ですが、お寺やお墓の存在理由って何、ってところまで行きついてしまうと
本当に悩ましい話ではあります。
無くても良い、という人も居れば、、、お金の話さえなければ
正直土地の習慣というか、日本古来の習慣というか、お盆やお彼岸のお墓参りや風物詩の一つで
残しておきたいものではあると思います。個人的にはですが・・・・
というのも、私が小さい頃から密接にお墓やお寺やこのような行事と関わって来たからこそ
沢山の思い出もあるからこそそう思うわけで、当然そんな思い出も特にない人からしたら
「お金かかるし面倒だし、無くても別に困らないじゃん」
で終わる話じゃないかと思います・・・

子供のころは全く気にもしなかったこの「お墓やお寺の維持費」「お墓のお金」という問題。
ただ習慣の行事を、単なるイベントと思って楽しんでいれば良かっただけの時代が懐かしい。
親が亡くなり、兄妹や近しい親戚でもいればまだましですが(分担したり、お金も分割できる)
残されたのは自分一人という状態で子供もいない、となれば。。。
もう見えているのは墓じまい、そして離檀の道です。
自分の死後のことについても、その墓に入ったところで世話してもらえる人はいない。
永代供養としてそのお寺に先に払っておく場合もありますが、何せ高いです。だって永代、この先ずっとってことなので、それは高いですよ。
霊園でなくお寺だったらなおさらに、とんでもなく高いでしょうよ・・・・
というわけで。
今後お墓は誰も面倒見る人が居ないのはわかりきっているけど、自分の代でおしまいにするにはお金がかかりすぎて無理。
結局、それで現状維持で終わり、年老いて亡くなった後誰もしらない血縁も身内もない無縁墓になっていくんだろうなあと思います・・・

墓じまい、仏壇じまい位牌じまい、そしてこれからの供養文化はどうなる?

さて、今と昔では檀家制度のあり方もお墓や仏壇のあり方、お墓参りのあり方なんかも大きく変わってきてるんだろうと思います。

お墓がない、仏壇もない、というお家もありますよね。

お墓がお寺にある場合はあくまでもお寺次第住職次第になるのは明らかなんですが(現状は檀家の数は減る一方、逃げる檀家には膨大な離檀料請求して少しでもお布施代を取ろうとするなど問題も多い)

公営墓地や霊園などにある場合は割と融通も利くし楽であるのは金銭的にもそうなのですが

地方に行けば行くほど、石屋さんとのしがらみや地元の付き合いなども絡んできてなかなか簡単には変わりませんよね。

経験上実感していることではありますが。

お家に仏壇のある方の場合、墓じまいをしたら考えなければならないのは仏壇じまい位牌じまいとなります。

今はオシャレな仏壇、インテリアみたいな仏壇も増えてきて、洋風のお部屋にも合うようなものが沢山あると思うのですが

置くこと自体が嫌という話もよく聞きます。辛気臭いとか気味が悪いとか(酷い)、馴染みのない方にはそうなのかも知れません。

怖がりさんもいますしね。

実家が絶えて、空き家となり、子供も嫁いで婚家には別の仏壇があるから仏壇じまいしないと。。という場合

閉眼供養というものが必要になります。これは、位牌や仏壇または過去帳にこもる魂を抜いて処分するという考えがあるからなのですが

確かにこれは気持ちをスッキリさせる上でもある程度の金額なら必要かなとは思いますが、異様に高いお布施を請求される場合は無理してやらなくても良いのではないかとも思っています。。

仏壇は仏像があって、位牌があるという考えらしいのですがない家もありますから、宗派や考え方によるのでしょうかね。。

うちは、位牌をまとめて処分供養してくれる(しかも無料)業者に頼もうとしたのですがたまたま家に来た住職に

「仏壇じまいするならしますよ。」と向こうから言われて、「あ、ではお願いします」と頼んだところ

閉眼供養終わってから、「ただじゃないですからね、お布施は出してもらいます。1万から3万」と言われました(笑)

gotoku

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「夜明けのブログ」管理者のgotokuです。
このブログは、私が実際に経験した事や思い出などの
記憶を記録として残しておきたいと思って始めました。

まあ、本当にいろんな事があって、真っ暗闇な一寸先は闇な日々でした( ;∀;)が、ようやく少しずつ暗闇から陽が差してきたかも?!な状態になってきて、、、そんな意味もあってブログタイトルにしました。

「明けない夜はない」これは本当にきっとそうなんだ、と思ってます!

実際にいろんなことが起きて、その時必死で調べたりしたことも今では良い思い出です(笑)
でも当時は大変でした。もし同じように困ってる人が居たら、ちょっとでも参考になればいいなと思います。
(意外と調べても出てこない事って多いんですよね・・・)

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